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kirasuke 紙芝居日記

アート愛好家には叱られそうな、ワタクシ流こじつけ紙芝居。アートや映画、身の回りのモノまで思いっきり拡大解釈します。

狙われてるぞ!トランプ暗殺計画、実現の可能性は!?

 

 

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アメリカ大統領選挙前、イギリスの大実業家・リチャード・ブランソン氏がこんな

警告をしてくれた。

 

「トランプ氏との昼食会で聞いた事なんだが、彼は5人の名前を上げて、

『彼らは私が借金を申し込んだとき断った。私は一生をかけて彼らを破滅させてやる。』と言ったんだ。もし私が借金を申し込まれていたら、6人目になっただろう。」

 

でもその警告は無視され、次期大統領に究極のエゴイスト・トランプ氏が選ばれた。

 

大規模な反トランプデモが続いている。

 

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彼の誘いによって、大損害を被った投資家は多い。

 

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あるパーティーで13歳の少女をレイプしたという疑惑はどうだ?

このパーティーは

すでに有罪判決が出ている小児性愛者で、若い女性や少女との乱交パーティを開くことで有名なジェフリー・エプスタインが開催したものだ。

 

トランプは告訴され、12/16にはその公判が開かれる事になっていた。

だが、告訴は11/5になって取り下げられた。

被害者が脅迫を受けて、断念したのだ。

 

以前トランプは、エプスタインについて、こう言っている。

『ジェフとは15年前からの知り合いだ。すごくいいやつだよ。彼と一緒にいるとすごく楽しい。俺と同じくらいきれいな女性が好きで、その多くは若い子らしい。間違いなくジェフリーは社交生活を楽しんでいる』(ニューヨーク・マガジン)

 

 

 

 

 

トランプ氏を支持すると表明していた国家元首と言えば、

ロシア、中国、北朝鮮、そしてフィリピン。

いずれも血で血を洗う事を躊躇しない、恐るべき元首だ。

 

これらの4代魔王に加えて、トランプ大魔神が日本を取り囲んだのだ。

 

三すくみ、四面楚歌どころの話じゃない。

巨大なヘビに取り囲まれたネズミ。

 

 

 

 

 

 

しかし、歴史的に見れば、暴君の多くは暗殺されるか、自殺に追い込まれて終わる

 

有名な暴君・ネロ。

 

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自分に逆らうものは容赦なく処刑、他人の妻を無理やり奪う。

また、歌を歌うのが好きで、自分のワンマンショーを無理に開いたり、

食料より闘牛士場の砂を優先して運ばせたりと、

民衆の怒りを買い、結局は反乱がおきて自殺。

 

 

 

 

隋の第2代皇帝・煬帝(ようだい)。↓ 

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兄を陥れて皇太子となり、即位すると自分に逆らうものには

容赦なく残虐な刑罰を与えた。

その他大規模な工事に民衆を無理矢理動員。

三度の高句麗遠征などの果て、反乱が勃発、近臣に暗殺される。

 

 

 

 

室町幕府 第6代将軍・足利義教。↓

 

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従わない大名に刺客を送って暗殺。

説教しようとした僧侶に頭から熱湯をかけたりした暴君。

最後は家臣に暗殺されて終わり。

 

 

近代では

 

西太后

スターリン

ヒトラー・・・・・・・・。

 

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世界三大虐殺者の一人、毛沢東だけは、

文化大革命で数千万の人間を殺しておきながら、

最後は自宅で静かに息を引き取り、その死体は永久保存され、

今も展示公開されているけど(これが中国)。

 

 

さて、そんな暴君を首尾よく暗殺するやり方として、

数千年前から用いられてきたのが、これ ↓

 

 

 

 

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 いわゆる、『寝首を掻く』というやつ。

 

どんな暴君も、いや独裁者であればあるほど、女を欲しがる。

言い寄ってきた女が実は暗殺者だったという事。

 

 

 

この絵は実際にあった事ではないが、旧約聖書にある話で

ユダヤに進軍してきた敵の司令官ホロフェルネスの寝首をかいた

という美貌の未亡人ユディトの絵。

 

イタリアの画家、カラバッジョのもの。(1598年頃)

 

 

きれいな女に言い寄られたら、ついつい気を許してしまうのが男の常。

スケベ親父のトランプなんか、ひとたまりもないんじゃないか?

 

 

この題材はいろんな画家や劇作家にインスピレーションを与えたらしく、

結構たくさんの作品がある。

 

 

その中の一つが、

 

ルネッサンス期のドイツの画家、ルーカス・クラナッハ(父)。(1472-1553)

 

 

ルネッサンス期には珍しく、細身のヴィーナスを描いている。

 

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宗教画を多く描いていた彼は、もちろんユディトも描いている。

 

 

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カラバッジョのユディトは、気持ちわるそうに首を切っているが、

クラーナハのは、もっと淡々とした雰囲気。

というか、『どや?やったでしょ?』と言った感じか?

 

このクラーナハの作品展が、国立西洋美術館で開かれました。

 

 

クラーナハ展―500年後の誘惑|開催中の展覧会|国立西洋美術館

 

 

 

 

 

「首を切る絵なんか、見たってしょうがねぇだろ!」

 

 

 

という方、実は私の本当のお勧めは、この国立西洋美術館の常設展。

 

 

クロード・モネの 睡蓮

 

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『舟遊び』

 

 

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身内で側近を固め、自分に従わない者はすぐに更迭する、呆れた独裁者・トランプ。

連日の報道で暗い気分になって、

『あのアメリカがこれじゃ、世界も終わりか』とぼやいているあなた。

 

美しいモネの作品に出合いに、国立西洋美術館に行ってみませんか?

 

 

東京にお住まいでない方は、お近くの美術館へ。

 

美しい絵画でも見てないと、本当に気が腐りそうww・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワーキングプアを抹殺せよ!恐怖の”赤紙”が来たぞ!母は泣きながら赤飯を焚き、「お国のために死ね」と言った。

夕暮れの時間が少しずつ早くなってきました。
涼しい風が吹いて、ふと見上げると秋の空。

 

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あれ?向こうから何やら、すごいスピードで飛んできます。

「鳥だ!」
「飛行機だ!」
「いや、タケちゃんマンだ!」

                  ・

     ・

     ・


違った、鉄腕アトムです。

 

 

 

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「おーい、アトムく~~~~ん!どこ行くの~~~~?」

 

 

思わず声をかけると、アトムは降りてきて、
こんな話をしてくれました。

 

 

 

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「お兄ちゃん、これ見て。赤紙(あかがみ)が来たわ。」

 

 


――――――――ちなみに赤紙(あかがみ)とは、第二次大戦中、
民間人を兵士として招集するための召集令状でした。


赤い紙に印刷されていたため、俗に“赤紙”と呼ばれ、
これが来ると、出征兵士のために壮行会などのお祝いをし、
出征の時は、ご近所・親戚総出で万歳三唱して、
日の丸を振りながらお見送りしたとか。


映画なんかで見た方も多いかと思いますが、
なんで今の時代に“赤紙”が・・・・・?

 

 

 

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「とうとう来たか!支払いが遅れてるから、近々来るかと思っていたけど・・・・・。

 払えなかったら、この家も差し押さえだ。」

 


どうやら、アトム君、差し押さえ予告書のことを言っているようです。

 

 

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「お兄ちゃん、どうしよう?」

「博士が現役の時には、僕にもいっぱい仕事があったんだけどな。

いろんな依頼がいっぱいあって、先々のことまで考えてなかったけど、

あの頃なら、ちゃんとした就職先も紹介してもらえたかもしれないのに。


博士がガンにかかって退職してからは、手術と入退院の繰り返し、
貯金もどんどん減って、収入は博士の年金だけになっちゃた。


研究にいいからと言って買ったこの田舎の家も、
今じゃ売ろうにも売れないし。

維持費ばっかりかかっちゃって、固定資産税が払えない。」

 

「お兄ちゃん、私たちどうなるの?」

 

「払えなかったら立ち退きさ。

水道や電気もいつ止められるか、わかりゃしない。


僕も昔は人気があったから、著作権使用料やキャラクターグッズ
なんかで随分収入になったよ。

でも今じゃ、アニソン大会でも
僕のテーマソングは歌ってもらえないみたい。


映画化もされるとか言ってたけど、あんまり人気が出なかったみたいだし。」

 

「何かいいお仕事ないの?」


「僕は力があるから、建設業や建物解体業で働いてみたよ。
確かに他の人に比べればいいお給料をもらえるんだけどね。

 

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僕たちって原子力だから、燃料がとっても高くつくだろ?
とてもじゃないけど、僕のバイト代じゃ足りないし。

 

博士は今、重度障碍者だから医療費は安い。

でも、保険のきかない治療や、介護の費用がかさんで、

年金くらいじゃ生活はとっても苦しくなったし。

 

食費や光熱費、僕たちの燃料費も節約して頑張ってるけど、

いったいいつまでもつのか、不安だよ。

 


それに博士の研究していたような、人型ロボットは、
高度成長期には期待されてたんだけどね、
今は接客業なんかで使われてるくらいなんだ。」

 

 

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「じゃぁ、どうしたらいいの?」

 

「今となっては自分で仕事を探すしかない。

いろんなアルバイトをやりまくってみるけど、どうせ焼石に水さ。

 

何とかもっと大きな金額を稼げる仕事につかないと

このままじゃ、近いうちに行き詰まっちゃうよ。

 

博士が3年前に脳梗塞で倒れて以来、

僕たちを完全に修理してくれる人がいないし。

自分たちで簡単な修理はできるけど、
そのうち僕たちは完全に動かない粗大ごみになっちゃう。


何とかしなくちゃ・・・・・。

そうだ、昔のお友達に相談してみよう。」

 

 

 

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「ぱいるだーーーっ、オ~~ン!やぁ!アトム君か!
そうだな・・・・、デパートでキャラクターショーでもやらない?
あしゅら男爵VS鉄腕アトム』なあんてさ。」

 

 

 

 

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「やぁ、アトム君、げんき?

 そうか、アトム君、働きに出るんだ。

 すごいな、のび太君に君の爪のあかでも飲ませたいよ。

 全然自立しないんだ・・・・。」

 

 

 

 

 

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「そっかー、しごとねぇ・・・。俺の方は順調なんだけどね。


フィギュア人気もすごいし。アトム君はシンプルだからなぁ、
最近の流行とはちょっとちがうかな・・。

 

そうだ、アトム君の世代は温泉だよ!

温泉に行って団体客の前でショーをやるんだ。

『劇団アトム特別公演』ってさ。
大うけだよ、きっと。」

 

 

電話を置いたアトム君、ため息をついています。

 

 

「みんなのアドバイス、イマイチだな・・・・。
明日、ハローワークにでもいってみようかな?


あ、もう一人、あの人に相談してみよう。」

 

 

 

 

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メーテルお姉さん、僕、お金に困ってるんだけど、
何かいいアイデアがないですか?」


「アトム君!?久しぶりね。ウランちゃんや博士はお元気?」

 

ウランは元気なんだけど、博士はもう半身不随の介護老人なんです。

だから僕たちも、今後もし故障でもしたら、

治してくれる人もいなくって・・・・。」

 


「そう・・。それは大変ね。いっそのこと、アトム君、
私と一緒に旅に出ない?

もうすぐまた、あの999が旅に出るの。

 

一緒に行きましょう。きっと何か、道が開けるわ。
男の子は冒険をするものよ。」

 


これを聞いてアトムは目が輝きました。

 


「行きます!!メーテルお姉さん、出発は何時ですか?」

 

「9月9日午後9時。出発駅はわかるわね?」

 

 

アトム君は大喜びで早速支度にとりかかりました。

 

 

ウラン、僕がいない間、博士の事を頼むよ。きっとたくさん
お金を儲けて帰ってくるから!」

「お兄ちゃん、早く帰ってきてね・・・!」
         ・
         ・
         ・
           ・
それでアトムは999に乗るために空をびゅ~~んと
飛んでいるのかって?

 

 

それが実は、アトムは999の旅をやめたのだそうです。

 

 

「僕、旅の支度をしながら昔のアルバムを整理したんです。

そしたらいろんなことを思い出して・・・・・。」

                      

 

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「僕、お金のことで頭がいっぱいになっていて、

大事なことを忘れていたみたい。

僕はロボットだ。それも空を飛び、地中に潜り、

マシンガンを打ち、60か国語を話す、10万馬力の高性能ロボット。

博士は僕に何をやってほしいだろうって考えたら、

決してお金を儲けて楽に暮らすことじゃないって思ったんです。

僕には僕にしかできないことがあるはず。

みんなの役に立ちたい、そしたら博士も喜んでくれる。」

 

みんなのに役に立つって?

災害救助とか?

 

「それもいいけど、僕はもし腕がもげても痛くもなんともないし、

すぐ修理できる。だったら、

今世界中で困ってる、テロ対策に参加しようと決心したんです。」

 

 

 

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なるほど!


「これから国連のテロ対策本部に行ってきます。
応援しててね!!」

 


さすが、強くて心優しい鉄腕アトム
自分の真価を発揮できる場所を見つけたようです。
きっと大活躍してくれることでしょう。

 

 

 

 

星空の美しくなる秋。

 

 

東京スカイツリーにある、郵政博物館では

 

「切手で見る星の物語展」が開かれます。

企画展 切手でみる星の物語展|企画展|イベントスケジュール|郵政博物館 Postal Museum Japan

 

 

小さな切手の中にある、広大な宇宙に思いをはせてみるのも

いいかもしれませんね。

 

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トランプ大統領が日本を滅ぼす!?その前にズル休みしても行っておきたい海外おススメスポットはこれだ!!

かつて、奴隷制禁止を訴えて結成されたアメリカの共和党。


ところが、現在の共和党大統領候補者は何と、あの
数々の差別的暴言で有名なドナルド・トランプ氏になりました。

 

 

 

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国外から見れば

「いくらビジネスマンとしては優秀でも、
平和の理想も国際協調の理念も何も持たずに、

堂々と排他主義を訴え,明らかに非論理的な人種攻撃をするような

粗野で身勝手な人物が、

大国アメリカの大統領に選ばれるはずがない」と、


本気で誰も心配していなかったかもしれません。

 


でも、イギリスでは国民投票でEUからの離脱が

決まってしまうような、驚くべき選択がされる時代。

 

 

トランプ氏が大統領になることだって、

可能性がないと言い切れなくなってきましたよね。

 

 

もし、トランプ氏が大統領になったら、一体これまでの数々の
排他的、暴力的公約はどうなるのか?

 

 

 

  •  メキシコなどからの不法移民、1100万人はすべて強制退去。
     メキシコとの国境に、万里の長城を建設
  •  すべてのイスラム教徒はデータベースに登録
  • 日米安保条約は日本のタダ乗りだから、日本から米軍は撤退
  •  日本は不当な円安誘導で輸出を伸ばしている、彼らにもっとアメリカ製品を買わせる

 

 

などなど・・・・・。

 


トランプ氏が大統領になった後、どんなことが起きたか、かの有名な
お食事中の13人の方たちのお話しをこっそり聞いてみましょうか。

 

 

 

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「主・イエスよ、アッ違った、家巣社長、どうぞお逃げください!
屋上のヘリポートに脱出用のヘリを待たせてあります。
これで急いで空港へ行き、国際線に乗ってシンガポール経由で日本に帰国しましょう。」

 

 

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「そうです、お逃げください!このままでは、あなたは裁判にかけられ、

きっと重い判決が下るに違いありません。

 

彼らは不当な裁判を開くための準備をすっかり整えています。

彼らの手の内に落ちれば、
もう戻ってこられないかもしれないのですよ。」

 

 

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「やめなさい、摩体(マタイ)部長。
家巣社長はすでにお心を決めておられるのだ。

 

たとえ我々がどんなにお止めしても、法廷に出るおつもりだ。

逃げ隠れするのではなく、
我々の正当性を法廷で主張するお考えなのだ。」

 

 

 

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家巣社長は言った。

「丸子(マルコ)本部長、あなたの言うとおりだ。

私は逃げるつもりはない。いや、

逃げてはならないのだ。

 

私にかけられている不当な嫌疑に対し、堂々と論駁し、

私が何も悪事を働いていないことを証明して見せなければならない。

 

 

見なさい、パンを12に割いた。

これは私の命同然の12の事業を現している。

あなた方12人にひとつづつ与えよう。」

 

 

 

家巣の言葉を聞きながら、弟子の一人が言った。

 

 

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「だから私は言ったんだ。トランプは危険すぎると。

 

彼は天才的ビジネスマンだから、

自分の利益のために利用できるものは何でも利用する。

 

彼自身はレイシストではないかもしれないが、

得になると判断すればレイシストを演じる。

そうすることで国民の不満感情をあおり、自分の票にすることができるからな。」

 

 

もう一人の弟子も言った。

 

 

「全くですね、感情を揺さぶられた人間は弱い。

特にアメリカ人は激しやすい国民です。

 

金持ちはあんなに贅沢をしているのに、

自分たちが貧しいのは日本人のせいだと言われれば、

大喜びで飛びつき、まるで魔物に取りつかれたように興奮し、

熱狂しました。

トランプが大統領になってからは、

いよいよそれがひどくなっています。」

 

 

 

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「あ~あ、良識派とかの評論家の予測じゃ、

議会が抵抗をするから、
トランプは公約を実現できないとか、言ってたんだけどなぁ・・・。


着々と実行してるじゃん。

 

ビジネスのやり方だよ、お客の不満を正当化し感情をあおる、

そしてこれを買えばその問題が解決するという夢を見せるだろ?

 

するともう欲しくて欲しくてじっとしていられない、

売り手の思いのままさ。そのやり方を使ったんだ。

 

結局議員も自分の票がほしいから、どっちでも付くしね。」

 

 

 

 

 

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「与羽(ヨハネ)管理部長、イエス社長は法廷に出るおつもりです。


今まで彼の人気でこの会社は持ちこたえてきましたが、

社長がいなくなったら、日本バッシングの格好の餌食に

なってしまうでしょう。


それに、新しくできた法律による規制が

めちゃくちゃ厳しくなっています。

いくら12事業に分割しても、もはや生き残りは難しいかと。」

 

 

「まぁ、待て。社長には社長のお考えがあるのだ。

ただ単に捕えられるためだけに出かけていくような方ではない。」

 

 

「そんな事を言ったって、あれだけの罪状を着せられては、
重罪は免れませんよ。

 

 国際貿易法違反
 情報保護法違反
外国為替法違反
出資法違反
法人税法違反  ・・・・・・・・

 

一体いくつの罪状を挙げられていると思うのですか?

 

賃貸契約法違反やら、駐禁の切符に至るまで、

全部で100を超える起訴がなされているのです。」

 

 

「それに陪審員はすべてトランプの支持者です。

彼らは社長を有罪にしようと、

興奮して叫びながら待ち構えているのです。

彼らは社長を死刑にすらするつもりでしょう。」

 

 

 

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家巣は言った。

 

「聞きなさい、私は死ぬために行くのではない、

そうではなく救うために行くのだ。

 


トランプは選挙戦の時からメキシコ人を犯罪者、

イスラム教徒をテロリスト、

日本人をアメリカ経済の破壊者として扱ってきた。


ヒトラーがユダヤ人を敵としたのと同じだ。

 

 

『社会が安全でないのはメキシコ人のせい、イスラム教徒のせいだ』

『我々が食えないのは日本人のせいだ』

 


と、アメリカ国民は怒りや憎しみという負の感情をあおられた。」

 

家巣は続けた。

 

 

「彼は公約通り、メキシコ国境に巨大な壁を作り始めた。そして


莫大な費用をメキシコに請求した。

一般常識で考えても理解できない発想だ。

もちろんメキシコは拒否した。だがトランプが欲しかったのは

このメキシコの“拒否”という反米的な態度だ。

 

これを口実にして、メキシコへの経済制裁

移民の強制送還の強化が始まった。

トランプは軍を導入してメキシコ系移民を

片っ端から連行したのはみんなも知っての通りだ。

 

在留資格があろうがなかろうが、集団送還し始めたではないか。


目立つことの好きなトランプらしいやり方だ。


国民は大喝采した。

 


だが、トランプは本当にメキシコと断絶するつもりなどないのだ。


アメリカ経済に対する打撃が大きすぎる。

彼はビジネスマンだから、その辺はちゃんと理解している。

 

要は自分の支持者に対するポーズなのだ。

 

各国からの批判や、経費が掛かりすぎるなどの理由ですぐに中断した。

 


イスラム教徒に対するデータベース登録も準備を発表したが、


人権団体からの批判などを理由に中断している。

いずれやると言っているが。

 

 


だが、日本企業への攻撃は執拗だ。


そもそもアメリカ人が日本車を買うのは、品質が良いからだ。

円安で日本車が安くなっているからではない。

 


安いだけなら韓国製を買うにきまっている。

そんなことは百も承知でトランプは日本をたたく。

 


頭ののぼせたアメリカ人にはトランプの言うことは

何でも正しいように見えてくる。

彼らは日本製品のボイコット運動を始め、

日本車を見かけると車を破壊し、金品を奪うようになった。」

 

 

 

 

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「それを恐れたユーザーは次々と車をアメリカ製に買い替えてしまった。

 

わが社も大打撃を被った。

 


だが日本人は本質的に器用だ。日本車を輸出するのをやめ、


パーツや部品として輸出した。

 

秘密裏にアメリカ企業と提携してアメリカ国内の工場で

 

日本の技術を使ってアメ車を作ることで切り抜けたときは愉快だった。

 

アメ車の故障が急に少なくなって、
アメ車の評価が上がったではないか。

 


自動車以外でも同様に切り抜けた。

それを見たトランプは
数々の法律を改正することによって、根本的に日本の締め出しを企てた。

 

法人税率、関税は2倍以上、技術の移転にも制限をかけ、
とにかくアメリカから日本を抹殺する方針だ。

 


ところがそれでも、日本製品は根強い人気がある。

使ってみると使い勝手がよく、故障がない。

 

外見をカモフラージュした日本製品
バンコク経由でタイ製品として流通するようになった。

 


トランプはもはやこうなれば、誰かを血祭りにあげて日本人をビビらせ、


引っ込ませるしか方法がないと考えた。

そのターゲットとして、
アメリカでもっとも勢力を拡大している

人気グループのわが社が選ばれたのだ。」

 

 

 

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「家巣社長、あなたが犠牲になることはありません」

 

「留加(ルカ)部長、私は死にに行くのではないと言ったであろう。


そうではなく、人々を救うために行くのだ。

 

もし私が逃亡したりしたら、其れを根拠にして

トランプは日本人を一斉に迫害し始める。

 


わが社の12部門はすべて閉鎖され、財産は没収、

恐ろしい追徴課税が追ってきて、

日本本社にも致命的な打撃を与えてしまうだろう。」

 


家巣社長は続けた

 


「さらにトランプは在日米軍を引き上げ始めた。

これが何を意味するか、君たちにはわかるかね?

 


トランプは口実を見つけて、かねてより不仲の中国に

ミサイルを発射する。普通ならそんな危険なことは誰もやらないが、

トランプはミサイルを発射し、

それは日本に命中するのだ。

これがトランプの作戦だ。」

 


「日本を攻撃するのですか?」

 

 

「いや、表向きは中国に敵対するが、

ミサイルの計測を間違えたとか言って、

わざと日本に命中させるのだ。本当はアメリカのミサイルは
狙いを外すようなことはない。

10センチの狂いもなく狙ったところに届くはずだ。

 

だが、日本が破壊されるのだ。

これを見てトランプの支持者は狂喜するだろう。

 


さらに中国としても攻撃された以上、やり返さねばならない。


そのため日本に侵攻する。

日本は焦土と化し、経済力は完全に
崩壊するだろう。

そしてさらに戦争は拡大し、

多くの人間が殺されるであろう。

 


そんなことになっても良いと思うのか?

 


トランプにそんなことをする口実を与えないために私は行くのだ」

 

 

 

家巣が部下たちと話しているとき、末席に座っていた内通者の
湯田(ユダ)営業部長に仲間の部下が言った。

 

 

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「湯田部長、家巣社長は逃げるかもしれませんよ、

早くFBIに引き渡さねば。」

 

 

湯田部長は言った.

 

 

 

「心配は要らない。今日の会話はすべてペン型レコーダーで

録音録画した。私の胸元に着けてあるのがそれだ。

 

そろそろFBIも到着する。

家巣を引き渡す時刻が近づいているのだ」

 

 

建物の周りをFBIに命じられた米軍が囲み始めた。

 

 

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湯田の企みにすでに気づいている家巣は言った。

 


「ユダ、あなたの用事を早く済ませなさい」

 

 

 

それを聞くと湯田は急いで出て行った。

 

 

 

 

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イタリアはミラノにある、
レオナルド・ダヴィンチの傑作、「最後の晩餐」

 

現在イタリア政府の粋な計らいによって、
旅行者の個人使用に限って写真撮影が可能になっています。

 

 

フラッシュの使用不可などの条件をクリアすれば
自分のカメラやスマホで撮影し自分のギャラリーに保存できるのです。

 

 

 

トランプ氏が人類を滅ぼすかどうかはさておいて、

 

やりたいことは今すぐやるのが、人生を楽しむ秘訣といいますよね。

 


ぜひあなたも、この夏、

最後の晩餐を含む、イタリア・ミラノやフィレンツェ

名画をめぐるたびに出かけてみるのはいかがでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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本日、七夕。コスパ結婚はかなうのか!?セックスレス願望ってか、アラサー女子の独り言。

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「毎年、こうやってお願いしてるんだけど、中々かなわないな・・・・(*´ω`*)」

 

 

 

 

少し寂し気に遠くを見つめる、うるんだ瞳。

ご存知、竹久夢二であります。

 

 

 

本日は七夕。

全国各地でお願いごとを描いた短冊がひらひらしているでしょう。

 

 

 

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「理想なんだけどなぁ、あぁいうの。ダンナが働き者で、
一年にいっぺんだけ帰ってくるっていう、結婚。


毎日、毎日献立考える必要もないし、
料理や掃除に文句言われることもないし、
ダンナがいない時は、好きな事できるし。」

 

 

 

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ちょっとだけじれったそうな眉毛、
イライラし始めていますね。

 

 

 

 

最近は結婚でも、恋愛でも、
コスパ」というやつが幅を利かせているようで、
セックスレスとかの問題もこの辺から発しているかも。

 

 


さて、それで本当に幸せなのか、などど考えるのは
私だけでしょうか?


愛とか、きずなとか、確かに生産性は悪い。

 

 

 

 

 

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クレヨンしんちゃんのひろしなんか、

何のとりえもない。

でも、幸せそうだけどな・・・・・( 一一)~~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「幸せかどうかって、本人が決めるんだし。
大きなお世話だわ。


彦星と織姫にしたって、一年に一度会うだけで、
本当に恋が続くわけないじゃない。


一年生活してれば、いろんな事があって、
ストレスがいっぱいで、恋どころじゃないし。
他の異性にちょっと気が向くことだってあるし。」

 


「でもね、織姫のお父さんは天帝でしょ。
出世が約束されてるんだから、彦ちゃんだって
離婚とか絶対考えないよね。」

 

 

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織姫もお金があって、自由に暮らせるんだったら
特に不満とかないし。天界の世間体とか考えても
このまま、一年に一度会って、子供のこととか
話して、それでいいんじゃない?」

 

 

 

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「あぁ。それにしても、私もいそがなくっちゃねぇ。
いつまでも理想を言ってられないし、
この際、しっかり稼ぐ人ならだれでもいいかな・・・?


七夕ばっかりじゃなくって、あちこちで婚活して
そろそろもう、いい加減に決めなくっちゃ。」

 

 

 

 

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美しい星空よりも、やっぱりお金か。

 

 


夢二ファンのみなさん、ごめんなさいの七夕でございました。

 

 

 

 

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小保方さん報道を振り返る・・・!?かもしれない3D映画が7月に全国公開!!(2)

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越後屋、おぬしもわるじゃのう・・・」

「いえいえ、お代官様ほどでは・・・。つきましては、例の件、

 良しなにお計らいのほどを・・・!」

「わかっておるわ。これでおぬしも丸儲けじゃのう、ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ」

「お代官様も丸儲け。ほほほほほ・・・・!ついでに、あの邪魔者を

 始末してくださいまし。」

「心得た、任せておけ。お互い、持ちつ持たれつじゃ。」

 

 

テレビなんかで何度も目にした場面ですね(笑)

いつの世も、大金が絡む物事には、裏取引や影の企てがつきもの。

 

小保方さんの事件に関しては、裏でなにか動きがあったのか、

黒幕は誰なのか、そんなことはまだ明らかになってはいません。

それは今後の展開を待つとして、

 

ボッティチェリの絵、「誹謗(ひぼう)」、続いて見てまいりましょう。

 

 

 

法廷に引きづり出されていく男の様子を、後ろでじっと見ている

黒衣の老婆がおりました。その老婆がふと気づいて後ろを見ると、

そこには清らかな天使の姿。

 

天を指さし、何事かを神に訴えております。

 

 

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「ちっ、忌々しい天使め!黙っておれ!もうすぐこの男の命も

刑場の露と消える。それまで神になど、邪魔されては困るのじゃ。

この街にはこの街のしきたりがある。よそからの者になど、のしあがって

もらっては大いに迷惑。何としてもさっさと始末をつけねば・・・!

それにしても清らかな姿をしおって、憎らしい天使じゃ!」

 

 

どうやらこの黒衣の老婆が黒幕のようです。

 

 

彼女おそらくこの街の裏社会の幹部。

若い男が頭角を現して、人気を博するのが目障りでしょうがありませんでした。

しかも若い男は、自分たちの所へ付け届け(わいろ)を持ってこない。

老婆からしてみれば、礼儀知らずなわけです。

いつか抹殺してやりたいと念願していた、そのチャンスがやっと来た、

と一生懸命、人々をたきつけていたのです。

 

 

 

また、外の広場では、集まった群衆目当ての商売が始まりました。

 

 

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「いらっしゃい、いらっしゃい!あの大ウソつきのこれまでの行状を描いた、

面白い巻きものだよ!今売れ筋、NO1!」

「もうすぐ処刑がはじまるよ!いいお席はこちら!」

「のどが乾いたら、ジュースにコーラ、ビールも冷えてるよ!」

「え~、フランクフルト♪」

「たこ焼きはいかがぁ?」

「ヨーヨー釣り、やってかない?」

 

 

 

どんちゃん騒ぎです。

 

 

興奮した群衆は、もはや自分たちが何のためにここにいるのかさえ忘れ、

日頃のうっぷんを晴らすかのように、

ののしりの言葉を叫びまくり、踊り狂い、

狂らん状態と化しています。

 

そしてそれに漬け込む、大勢の商売人たち。

 

 

 

法廷の中には、

恐ろしい憎しみを抱いて若い男を訴える者、
それに乗っかって自分の出世をもくろんでいる者、
わけもわからず煽り(あおり)立てる者、


若い男を中傷するもの、引きずりおろそうとする者、
愚かな裁きを行おうとする者、

 

そしてその様子を嘆いて神に訴える者。

 

 

欲や嫉妬、嘘と中傷が渦巻き、

恐ろしいうねりとなって、

哀れないけにえを葬ろうとしているところです。

 

 

大広間の壁には、詩人、聖人、偉人たちがずらりと並び、
黙って事の成り行きを見守っておりますが、


判決の内容は?


無実を訴える男はどうなるのか?


そして彼を陥れようとしている者たちの行く末はいかに?
・・・・・・・・・・・

 

 

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残念ながら、この絵にはここまでしか描かれていません。

 

この先は絵を見る皆さんの心の目にお任せするしかないのです。

 

 

晩年のボッティチェリが、いったい何を思いながらこの絵を描いたのか、

それははっきりとはわかっていません。

 

 

ただ言えることは、人の心の中の闇は深く、

醜く恐ろしいものが渦巻いていて

そこにはまってしまうと、もはや自分が何をしているのかさえ分からなくなり、

狂気へと駆り立てられていく、という事ではないでしょうか?

 

 

 

このボッティチェリの「誹謗」という絵を収めた、

イタリアのフィレンツエ、ウフィツイ美術館の作品群を

なんと3Dにて撮影した映画が

7月に公開されます。

 

ミケランジェロラファエロなんかも見れるみたいです。

 

名画・名作には時代を超えたストーリーがあります。

心の感度を自由にして、気軽に楽しんでみるのもいいですよね。

 

メディチ家の至宝」 ↓

 

至宝の芸術群!映画『フィレンツェ、メディチ家の至宝 ウフィツィ美術館3D・4K』予告編 - YouTube

 

 

 

今回のお話は、ここまで。

読んでくださってありがとうございました!

 

 

次回は「久しぶりに行った焼肉食べ放題店のトイレで、恐怖のおもてなしに遭った話(

貞子より怖い)」をお送りします。

 

 

 

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小保方さん報道を振り返る・・・!?かもしれない3D映画が7月に全国公開!!(1)

  • かつてマスコミや世論から猛バッシングを受け、人々の前から姿を消した小保方晴子さんが、今年に入って反撃を開始しました。

手記「あの日」の出版、HPの開設、寂聴さんとの対談・・・。

それに対して、マスコミはかつてのような攻撃的な報道はしていませんね。

静かなもんです、様子見なんでしょうか?

 

それにしても今更ながら、あの津波のようなバッシングの正体はいったい何だったのか、興味深い絵を見つけましたので、15世紀後半のイタリアの画家、ボッティチェリの描いた絵に少し語ってもらいましょう。

タイトルは「誹謗(ひぼう)」。

 

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ここはイタリアはフィレンツェ、時代は1495年頃。

 

市の中央部に位置する、今でいうところの民事裁判所の大広間の中。

ほとんど裸の男が、弱弱しい姿で髪をつかまれ、ずるずると引きずられて行きます。

彼はもはや何も持たず、身に着けているのも腰布のみ。

苦痛に歪んだ顔から聞こえるのは、嘆きとも怒りともつかない、祈りの声か。

 

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「神よ、なぜ私がこのような目に合わねばならないのですか?」

 

 

 

彼はどうして、こんな哀れな力ない有様になったのでしょう?

法廷の建物の外を見てみましょう。

絵には描かれていませんが、そこには

おそらく何千、何万という群衆。

 

 

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口々に非難やののしりの声を上げています。

 

「この男が、嘘をついた!」

「こいつが我々をだましたんだ!」

 

若い男も、初めのうちは弁明を試みましたが、群衆のあまりの罵詈雑言に

心が打ち砕かれ、次第に力がなくなっていきました。

 

それでも群衆は叫び続けます。

 

「彼は我々を助けると言っておきながら、嘘だった!」

「もう誰もお前を信用しないぞ!」

「こんな奴が生きているのは許せない!」

「そうだ、死刑にしろ!」

 

聞くに堪えない悪口雑言の嵐に、若い男も気力を失い、

次第に抵抗できなくなっていきました。

 

それでもまだ群衆は叫び続けます。

 

「こいつの顔が大嫌い!」

「白い服を着ているのが気に入らない!」

「存在自体がふきんし~ん!」

 

もはや、なにを言っているのかわからない、どこかの国のネット民状態。

 

若い男はとうとう力尽きて、立ち上がることも出来なくなり、

なすすべもなく髪をつかまれ、法廷へと引きずりだされたのでした。

 

 

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引きずっていくのは、冷淡な目をした女。

手には民衆を扇動する松明(たいまつ)を持っています。

 

「明日のフィレンツェ新聞のトップは、この男の無残な姿!

 思いっきり面白い記事書いてやるわ。

 これで私も一躍有名に!」

 

彼女の周りには、軽薄な取り巻きの女たち。

 

「キャー、正義のお姉さま、カッコいい!!(≧▽≦) 」

 

と嬉しそうに飛び跳ねます。

 

前に立つのは薄汚れた黒ずくめの男。

薄汚れた黒い着物、薄汚れた顔と体。

憎しみのこもった険しいまなざしで、裁判官に向かって手を伸べました。

 

「裁判官様、この男こそが偽り者。学者とは名ばかり、でたらめな書物を作って

民衆をだまし、偽薬で大儲けをたくらんだのです!おのれの私利私欲を図った

大罪人。今こそこの大罪人に正義のお裁きを!」

 

まっすぐに伸ばした手の先にいる、壇上の裁き人は、なんと!

 

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盲目の裁き人ではありませんか!

 

盲目なのは体の目か、心の目か。

 

裁判官の両脇には何事かを必死にささやく二人の人。

片方の女は身振り手振りも大げさに、ある事ない事、噂話を耳打ちします。

 

「裁判官様、この男は大学を出たと申しておりますが、嘘でございます。

ご近所、友人の評判も悪く、ホラッチと呼ばれていたそうでございますよ。

二股、三股不倫は言うに及ばず、酒場の女とも関係が深く、

だらしない男でございます。そんな男ですから、

金に困って偽薬を作ることを思いついたのでございましょう。」

 

 

もう一人の女は高価な髪飾りを裁判官の髪につけながら、

 

「裁判官様、うちの息子もそろそろ学長になりたい時期でございまして。

この男が居たのでは、うちの息子は窓際族になってしまいます。

いえ、この髪飾りはほんの気持ちだけ。まだまだいくらでも

ございますので、お入用のものをおっしゃてくださいまし・・・。」

 

 

まさに、欲と中傷の挟み撃ち。

盲目の裁判官には

とてもまともな判断を下せそうにもありません。

哀れ、無実を訴える男の運命は・・・??

 

 

 

成り行きが気になるところではありますが、

 

本日はここまで、続きはまた次回に。m ( _ _ ) m

 

 

 

 

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